こんにちは、ドクターKです。今回も海外の航空会社のレビューをしていきたいと思います。
今回はマイルを使った特典の旅ではなく、有償でフィリピン航空を利用しました。
フィリピン航空!?って聞いて、聞き覚えがある!って人は少ないでしょう。しかし最近、こちらはどの航空会社グループにも所属していませんでしたが、2019年3月にフィリピン航空に関するニュースが飛んできました。
ANAホールディングスとフィリピン航空の親会社であるPALホールディングスは、ANAがPALの株式を9.5%も取得したということです。約1割なので、かなり多いですよね。なんと9500万ドル(約105億円相当)ものお金を使い取得ということ。だいぶお金を使いましたね。
実はANAは2014年10月からコードシェアを実施されていました。マイレージの提携や空港業務の相互受委託などをしていたとのこと。
今後、株式の購入による関係ができ、コードシェアがもっと潤滑にされていく感じになるんでしょうかね。しかし、フィリピンに行く以外に日本からフィリピン航空に乗ることはあまりないと思いますが…
なかなか使うことはないかもしれないけど、この航空会社について、知っていることをまとめました。
フィリピン航空について
フィリピン航空はフィリピンにおけるフラッグシップの航空会社であります。また、ナショナルフラッグキャリアということであり、フィリピンという、少しイメージがわきにくい国(失礼かもしれませんが)の航空会社であっても幾分安心です。ちなみに、今回フィリピンに行く飛行機を調べていく中で、セブ島などで有名なセブ航空はLCCであることがわかりました。
FUK⇒MNLへのフライト
さて、それでは今回は座席と機内食について、ご紹介していきます。
機材:エアバスA321
福岡国際空港(FUK)出発:午後3時15分
ニノイ・アキノ国際空港(MNL)到着:午後6時25分(日本時間 午後7時25分)
フライト時間:4時間10分
運航日:毎日
このようになっています。エアバスなんですね。A321ということで、小型~中型機になります。
時差があるのですが、実際のフライト時間は4時間ほどですね。東アジアと比べると、やはり若干ながら長いですね。
フィリピン航空の搭乗券
FUK発MNL着ですね。福岡空港からマニラまでですね。フィリピン航空のホームページから予約しましたが、紙媒体じゃないと安心できないですね。アプリとか持っていないし、あるかどうかもわからないので…紙媒体をみると安心のチケットですね。しかも67席目ってけっこう大きい飛行機ですね。A321は。
フィリピン航空の搭乗手続き
フィリピン航空のカウンターは福岡空港国際線にて存在します。
エコノミークラスのほかに、【オンラインチェックイン】をしている人のためだけのレーンもあります。まあ、福岡空港は…エコノミークラスであっても空いていましたけどね。全般的に使う人口が少ない、というところが影響しているのでしょうが。
外国人もまだまだ少ないのかもしれませんね。
ビジネスクラスもあります。背景が金色になっています…背景の色が違うとは、差別化をしっかりしていますね。
さて、今回ここでご紹介したいのは、ビジネスクラスへのアップグレード方法です。
ANAやJALでも、国際線では当日アップグレードという制度はありますが、もともとの予約が安い便であれば、アップグレードは不可となります。
実際に予約してみたことがある方はわかると思いますが…運賃の予約画面で、価格重視型で検索すると、もうだめです。Value料金とかBasic料金では、アップグレードはできません。Basic Plusにしないとだめなのですが…
これがまた高いんですよね。同じエコノミーでも倍くらい値段が違うことがざらです。
アップグレードポイントやマイルを使ってビジネスクラスに変更、という話はよく聞くかもしれませんが、けっこうハードルが高いんですよね。
が、
フィリピン航空のシステムは少し違います。
ヨーロッパでは取り入れているところもあるようだ、その数も多いとも聞きますが…
ビジネスクラスへのアップグレードは、なんと1日前から行われる入札制度があります。
アップグレードをしたい場合、いくらまで出しますというのを投票して、希望する人たちの中で最も値段が高い人はアップグレード成功になります。
こちらは実際に入力した結果の画像です。このようになっています。
一番安いお金を投資してみました。
福岡からマニラに関しては、最低でも250ドル出しますよ。
マニラからマカオまでは、最低でも185ドル出しますよ。
これで、他にも希望者がいた場合、高い値段をオファーしていた人から席が埋まっていくというシステムです。もしも、飛行機内が修学旅行生だらけとか、有利な条件があれば、最低金額のオファーでもビジネスクラスが利用可能かもしれません。
私の場合はアップグレード失敗となっていまいました。
もう少しお金を出す必要があったんですね。終わった後に、もっとお金を出しておけば、と思いました。まあ、安く旅行に行きたいのでフィリピン航空にしたので、あまり高いお金で落札してしまっては元も子もないのですけどね。
搭乗
さて、飛行機に向かいます。
ANAとのコードシェア便です。ANAで購入することも、フィリピン航空で購入することも、どちらも可能です。今回は日本から出発ですが、フィリピン航空のホームページから航空券を購入する方が安かったので、フィリピン航空で航空券を購入しました。ANAのマイルは加算されませんでしたが、とにかく、目的地まで安くいきたい場合はいいかもしれません。
搭乗口までバス…。おお、日本を意識しすぎているバスですね。やはりオリンピックがあるからでしょうか??
つきました。地上係員はJALさんです。福岡空港がJALの牙城だとか。
なので、航空会社は関係なく、スターアライアンスとかも関係なく頑張ってくれています。
では、行ってきます。しかし、外国の方が多いな~日本の航空会社なら国際線でも日本人が多いですからねぇ。
フィリピン航空PR425のエコノミークラス機内
PR425、自分が乗ったときは満席でした。日本からフィリピンに行く人って多いんですね。
フィリピン航空A321の座席
エコノミークラスです。席はこんな感じ。わかりにくいですが、ややせまいです。
エアバスA321-200ですね。しかし、なぜこんなボロボロなんだ…時々、破れていることはありますが、こんなにはっきり破れているとは…先行きが不安になってくる飛行機です。
でも、ANAとのコードシェアなんだよな~大丈夫かな~
フィリピン航空PR425の食事
さて、PR425便では食事の種類が選べました。
フィッシュです。見た目にはわかりにくいですかね。肉か魚かを聞かれたとき、どのようにすればいいでしょうか?私は魚と答えることが多いです。
理由は、エコノミークラスの肉料理が微妙なことが多いから。肉って値段によっては、あまり良くない肉も多い気がします。その分、魚であれば、ある一定水準は超えているんじゃないかという気持ちになっています。
実際、こちらフィリピン航空の魚料理は…まあまあいけます。
こちらは肉料理。友人が頼んでいるのを写させてもらいました。
肉自体はそこまで悪くないようでした。肉の量は少なめですけどね。味はおいしいとのこと。絶対エコノミークラスの肉料理はおいしくないと思っていましたが…そうでもない場合も多くなったということでしょうか。そして、こちらの食事はサイドメニューも全然違うんですね。レモンのカスタードタルトは共通でした。
アルコールの提供もありますが、なにせ満席だったので、提供に時間を要します。そして、日本からの距離がまずまず近く、4時間程度でしたので、そこまで飲むことはなかったです。やはり忙しそうなCAさんを見ると、いろいろお願いするのをためらってしまいます。
PR425エコノミークラスの感想
エコノミークラスは人数が多くてきつきつでした。そのうえ、CAさんはとってもお忙しそう。今回は特に、私が搭乗した時は、急病人が出たようで少しバタバタしていたので、余計に頼めなかったです。
エコノミークラスですが、全般的に雰囲気やサービスは悪くありません。むしろ、海外のフラッグキャリアとして全く問題ない水準であると思います。
こちらの便、ビジネスクラスに乗ってみたかったですが、前述のようにある程度のお金がかかります。4時間程度だからエコノミーでいいや、と思うのか。
4時間といえば国内線ではない時間なので、安価でビジネスクラスに乗れるので、頑張ってみる、と考えるのか。
それは、おのおのの考え方ですが、やっぱりビジネスクラスに乗ってみたかった(笑)
まとめ
フィリピン航空、いかがでしょう?こちらでまとめたように、特に問題なく搭乗できました。
初の海外旅行で、となるとやや大変かもしれませんが、少し旅慣れしている方で利用したことがないのであれば、おすすめできます。このように日本で運行している海外の航空会社に目を向けて、楽しく旅行しましょう。